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『夏祭り』

ココット村に、夏祭りの時期が訪れた。
こんな小さな村にも年に一度、夏祭りがあるのだ。
「ねぇー!明日夏祭りよ!?」
「ああ。」
明日は夏祭りだというのに、狩りの準備をするレオンにハルは言った。
「まさか…明日、狩りする気?」
「ああ。」
「えーーーっ!!」
レオンは気にせず着々と準備を進める。
「なんのクエスト?」
「リオレウス討伐。」
「また時間のかかる…!」
(こいつ絶対調子に乗ってるよ…)なんて思いつつ、ハルは立ち上がった。

「こうなったら!」

そしてさっきレオンがせっせと調合した、回復薬グレートを奪い取り走っていった。

「待ってなさい!リオレウスー!!!!!」
(私とレオンの夏祭りを邪魔する奴は、たとえワイバーンでも許さない!)

「おい!ハル…!」











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《森と丘》
「今日こそ飛竜の卵を納品してやる」
そう意気込みながら森と丘を駆け抜けている男が一人。
名はカイである。
今彼は、飛竜の卵一つ納品のクエストをしている最中であった。
目的の物を発見。ランポスがその回りを取り囲んでいる。
カイは愛用のランスを構えた。
「さぁランポスども、かかって来い!今日こそ僕は…」

がぶっ

ランポスの先制攻撃。
「ぐあぁぁ!」
カイは吹っとばされる。
起き上がろうとしている間に、カイはランポスに囲まれた。
「ふ…終わったな」
一分も経たないうちにカイは覚悟を決め、ランポス達が襲い掛かろうとした次の瞬間、
「どけどけどけーー!」
片手剣を振り回しながら突っ込んでくる少女に、ランポス達はあっけなく殺られた。
「その声は…ハル?!」
ずばっ

「ぐはっ」

「あ、ごめん!つい勢いで斬っちゃった。」
「ふっ、気にするな。それよりハル、どうして君がここに…、
!!そうか、僕のことが心配で!!」

「む〜!リオレウスここにもいない!どこにいるのよ!」


「ハル、僕は…」
「うっさい!!」
「ぐっ!!」

カイはハルの裏拳で派手にぶっとび、そのまま力つきた…。(弱)

「あ。ごめ…。それよりリオレウスだわ!」
カイの事はどうでも良いと違うエリアに移ろうとした時、
「ハル!!」
と声がした。
(この声は…!)と心をときめかせ、振り向くとそこにはレオン。

……とドキッチ。

「なんであんたもいるのよ!!」
「あ〜ら。『レオンのいる所にドキッチ有り』って言葉知らないの?」
「知るわけないでしょ!!」
「おい…」
「だいたいねぇ!レオンは迷惑してるんだからね!!」
「あの……」
「そんな事あるわけないじゃな〜い。ね〜vVレ・オ・ンvv」
「こらーー!抱きつくな!!!」
「人の話を…」
「やだヤキモチ〜!?自分がこんな事できないからってー?」
「…な!で、できるわよ!」

一生懸命喋ろうとしているレオン。
しかしその言葉は届くことは無かった。
なぜなら…………

ガァァァアアン!!!!

頭か割れるような音がし、全員耳を塞いだ。
リオレウスだ。

「うるさぁあああい!!!!!!!!!!」

ズドォォォオオン。

しかしリオレウスはハルの怒りの一撃で倒れてしまった。

「あ…」

重い沈黙が続いた。

《グルルル・・・》

しばらくその場に倒れこんでいたリオレウスがゆっくりと起き上がる。
「な、何かヤバい感じ?」
「あんたのせいよ」
明らかにリオレウスは怒っていた。じろりとこちらを睨み付けた後、おたけびをあげた。
「逃げろ!!」
レオンがそう叫ぶのと同時に三人は猛ダッシュで逃げた。
リオレウスは逃がすかとばかりに火球を吐く。
「うわぁ!」
それをハルがギリギリの所でかわす。
「全く、しょうがないわね〜」
ドキッチがへビィボウガンをリオレウスに向けた。
リオレウスの頭に照準を合わせ、発射。

リオレウスは一瞬ひるんだが、それでもこちらに向かってくる。
「効いてないみたいね…」
突進で突っ込んできたリオレウスをドキッチが緊急回避でかわす。
三人はしばらく逃げ回っていたが、レオンが突然立ち止まった。
「どうしたの、レオン?!」
レオンは自分の背丈ぐらいもある大剣を構えた。
「二人とも逃げろ。俺がこいつを足止めする」
「そ、そんな!リオレウス怒っちゃってるんだよ?レオン死んじゃうよ!!」
しかし、レオンはやめようとしない。
「む〜!ドキッチも何とか言って…」
「レオン素敵Vv」
ドキッチはレオンに見とれている。


「ちょ〜っと待ったぁ!」

その時、声が聞こえた。

「カイ!?」

力つきたはずのカイが戻って来たのだ。
「この僕が来たからにはもう大丈夫だ!さぁリオレウス!覚悟!」
カイはランスを構え、リオレウスに向かって突進していく。
リオレウスも負けじとタックルをかます。

「はべぶっ!」

カイは力つきた…。


(役立たず!)とハル達は思ったが、この隙をレオンは見逃さなかった。
すかさずタックル後のリオレウスの後ろに行き、大剣を斬り上げた。

《グォォォオ…!》

リオレウスが痛々しい雄叫びをあげる。
大量の血が吹き出し、何かがボトリと落ちた。

リオレウスの尾だ。

「斬り落としたわ!」
「レオン最高〜v」

レオンは一度身を引いた。
「あと一息だ!」
レオンはハルとドキッチの元へ行き、作戦を伝えた。
「分かったわ!」
「こうなったらやるしかないわね〜!」

『作戦はこうだ。
まず、おれが閃光玉でひるませる。
その後、ドキッチが落とし穴を設置。落ちたら俺とハルで大タル爆弾。
最後にドキッチがボウガンで爆発だ。』


レオンがリオレウスのタックルをよける。リオレウスが振り向く瞬間に閃光玉を投げる。

《オォォォオン!》

うまくいったようだ。
すぐにドキッチがリオレウスの足下に入り、落とし穴を設置。
そしてその場を離れる。

ドォォォオオン!

リオレウスは落とし穴に落ち、もがいている。

入れ替わるようにハルとレオンが大タル爆弾を設置。
2人が退いたのを合図にドキッチが散弾を撃つ。

ダァアアアン!!!!!


……
…………
しばらくの沈黙。
動かないリオレウス。

「や、やったぁー!」
ハルが喜んでレオンに飛びつく。
「すごいすごい!」
「ああ…。みんな怪我は無いか?」
もうすっかりカイの事は忘れ去られていた。



「ところでハル、どうして急にリオレウス討伐に行ったんだ?」
「え、それは…」
照れくさそうにハルは言う。
「私、レオンと二人で夏祭りに行きたかったの…
でもレオンが明日リオレウス討伐に行くっていうから、先に私が今日中に倒しちゃおうと思って」

「ハル…」
口で言ってくれればいいのに、と内心思ったレオン。

「ちょっと、あたしの事忘れてもらっちゃ困るわよ〜?」
ドキッチが二人の間に割り込む。
「ドキッチ、言っておくけど私はレオンと二人きりで…」
「そ〜はいくものですか。私もレオンと一緒に夏祭りに行きたいもの。ねぇいいでしょ?レ・オ・ンvV」
レオンに迫るドキッチにハルがキレそうになった瞬間
「ははは、僕も行くぞ!」
と背後から声が聞こえた。
「また戻ってきたのか…カイ」
カイは当然、といった風に笑みを浮かべる。

「ハル、ドキッチ。祭りなら僕に任せてくれ。僕が君たちをエスコートして」
「やだ!!!」
即答する二人。



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結局、夏祭りは四人で行くことになった。一部、無理矢理ついてきた奴もいるが。


(はぁ…何でこんな事になっちゃうのよ)
ハルは深くため息をついた。
しばらく屋台を見て回っていたが、花火が始まったので足を止めて皆で見上げる。

「ハル」
ハルにしか聞こえない声でレオンが言う。

「今度は、二人で行こうな」

ハルがレオンの方を見ると、顔を真っ赤にして花火を見上げるレオンがいた。

「…うん!」

ハルは幸せそうに笑った。


《夏祭り》終



携帯で2人で作ったリレー小説です。
話がうまく繋がってなかったりしますが、大目に見てください…!!
挿絵も2人で描きました!
(ちなみに、1枚目と3枚目がケントで、2枚目4枚目5枚目はひさみの絵であります!)